運動法、呼吸法
第3弾でご紹介した自己按摩に続き、健康維持に役立つ日常動作、呼吸法についてご紹介します。
動画にて、直接説明していますし、字幕による説明もついていますので、動画を見ていただくだけでお分かりいただけるかと思いますが、同じ内容を下記にも記します。
自己按摩とは違い、特別このために時間を割いていただくことではないので、ちょっとしたことで健康維持・増進に役立てていただけると思います。
健康維持のための運動法
①立ち姿勢
- 壁を背にして立ち、後頭部、肩、背中、臀部、かかとを壁につけて、膝はゆるめる(心持ち曲げておく)
- 首の左右が曲がっていないか、左右の肩の位置が水平になっているか
- 耳の線と鼻の線の交点(百会)から下した垂線(重心)が、足心にきているか
- 背筋が伸びているかどうか
②座り姿勢
- 何か作業をするとき、背骨を曲げるのではなく、股関節から曲げる
- 作業する手元が離れすぎず、近すぎないように気を付ける
③動き方
- 上の物を取る時、肩を挙げない
- 肘を張らない(肘頭をおとすイメージ)
- 体の正中を対象物に向けて、体を捻らないように気を付ける(物を取る、パソコン作業をする時など)
- 臍下丹田(おへその下約6㎝付近)から動く癖をつける(おへそを対象物に向け、おへそを対象物に近づけるようにする)
④脱力体操
目的:正しい姿勢と正しい動作を作る
(1)上半身の脱力
足は肩幅に開き、つま先を前に向け、腕を振り下ろす
注意点:肩を挙げない、全身(特に上肢帯)を脱力させる、回数は8の倍数で行う
(2)臍下丹田から動く訓練(スワイショウ)
足は①と同様、上半身は脱力し、丹田から動いて(捻る)腕を振る
注意点:丹田から先に動く、垂直軸を意識し、上体はブレないように、回数は8の倍数で行う
健康維持のための呼吸法(丹田呼吸法)
吐く:息をできるだけゆっくり、これ以上吐けなくなるまで、口から吐く
お腹と背中をくっつけるようなイメージ
吸う:鼻から一気に吸い込む
お腹を膨らませるイメージ(上腹部は膨らませないで、下腹部だけ膨らませるのがコツ)
※ゆっくり吐くことを「胎息」といい、長寿のための呼吸法ともいわれる
丹田呼吸法の上級編
※丹田呼吸法を体得してから訓練してください
息を吐く時には、丹田から気を手足に流すようにイメージする
息を吸う時には、天の気を百会(頭のてっぺん)から、地の気を足心から入れ、丹田に誘導するようにイメージする