自己按摩法

補足と、ストレス対策マッサージ(洗髪マッサージ)

第3弾で自己按摩を取り上げました。その反響や質問がいくつかありまして、それに対してここでお答えしたいと思います。

(Q1)自己按摩自体が長い。

A:自分の弱点に対して集中的にやってもらえればよいと考えています。例えば、鼻が悪くて鼻詰まりがあったり、鼻汁が出やすかったりというような人の場合は、鼻の自己按摩を主にやればよいと思います。そして時間があるときに、他の手技をまじえてやるというように、自分の弱点を対象にやってもらえればよいと思います。

(Q2)ツボの場所が分かりにくい。

A:だいたいの場所で、その近くを揉んだ場合、気持ちよかったり、或いは痛かったりというようなところがあれば、そこに手技をすればよいと考えています。従って、あまり厳密に規定するよりは、自分の感覚を大事にして決めていただいて、ツボが過敏な痛みであれば比較的早く終わらせていただき、気持ちよければ少し長くやっていただくと良いです。

(Q3)精神的なストレスについて。

A:患者さんの中で、精神的なストレスを抱えている患者さんが多く、それに対する対応が前回の自己按摩にはありませんでしたので、それを付け加えたいと思います。これについては、実際を見ていただければと思います。動画をご参照ください。

精神的なストレスのマッサージ、別名を洗髪マッサージと言います。

  1. 前頭部から頭頂部にかけて、頭皮を骨からはがすようにマッサージする(少し強めにこする感じ)
  2. 1.と同様に側頭部もこする
  3. 後頭部から側頭部の髪の生え際をよくこする(頭皮を骨からはがすように、3回程度行う)
  4. 後頭隆起(後頭部のでっぱり)から下を同様にマッサージする(こするように、3回程度)
  5. 後頭隆起から頭頂部付近まで同様にマッサージする(3回程度)
  6. 前頭部から頭頂部を揉むようなマッサージする

注意:あまり長く行うと頭痛を起こすこともあるので、適度にやってください